KaVoとの出会い 花
私が初めてカボと言う名前を知ったのは今から約20年前の事です。
当時東京の中心で勤務医をしていたのですが、そこで使っていたタービンはひどいものでした。弱々しく水が出るのですが、バキュームで吸うと引かれてしまって、真っ直ぐバーに当たりません。細いバーを使うとバーには当たらないで、そのまま水だけがピューっと出ているような状況でしたから、削っている歯が粉だらけにならないように、タービンを動かして、角度や、向きを調整して水が歯に当たるように斜めにして削って注水しているような状況でした。さらには運良く歯に水が当たっていても、回転しているバーがぶれているのが、目で見ていて分かるほどでしたから、歯を削れば歯髄炎が起こって当たり前の状況でした。

そこの院長は「私の所では、後で痛みが出ないように、神経を取ってからかぶせるきちんとしたやり方をやっている」等と言っていましたが、痛みが出てしまう原因はインスッルメントがボロ過ぎて切削中の注水不足にあるのは明らかでした。国産メーカーの名誉のために付け加えますが、その診療所のインスッルメントはその時点で15年近く経過した物で、今から35年前の国産タービンがそうであったという事でした。しかしながらその当時の最新のタービンでも注水機能はひどいもので、不満を持っていましたので、材料屋さんに「水が一箇所からしか出ないから上手くバーに当たらないので、3箇所ぐらいから水が出る ようなタービンは無いのか?」と聞いた所、「そこまでおっしゃるのならカボと言うメーカーがございます。ドイツのカボ社のタービンは3箇所から水が出るようになっています。」と言われたのです。その時の材料屋さんの誇らしげな顔を今でも覚えています。そしてそれがカボとの最初の出会いでした。
 

すぐにスーパートルクと言う名前のヘッドの大きなタービンを購入して、使用いたしましたがそのすさまじいトルクと十分な注水量には舌を巻きました。当時は新しいバーでなくてはタービンが止まってしまうような状況でしたが、カボのタービンはどんな場合でも止まってしまうなどと言う事は全く有りませんでした。そしてその上軸がぶれないでシャープに削れるので、それまで悩まされた切削後の冷水痛は激減いたしました。その後、ヘッドが小さくてバーの交換がプッシュタイプを勧められましたが、これが又良く出来ていて、ストロークが長く桁違いの技術力を感じたものです。今から17,8年ほど前の事ですが、この頃現在の診療所の隣にテナントで開業いたしました。開業時はお金が回らず、資金的に厳しかったのですが、タービンだけはカボでした。その後少しずつカボ製品が多くなり、2年前に現在の場所に移転してからはユニットを初めインプランター迄ほとんどがカボ製品になってしまいました。カボのユニットを買うことに決めた時は、こんな素晴らしい機械が使えるなんて信じられないと、自分でも感激してしまいました。


現在診療室には1台の1065と、2台の1066が働いてくれています。1065と、1066は全くタイプの違うユニットですが、どちらを買ったら良いか最後まで決める事が出来ず、結局2種類買うことになりました。今考えても両方とも素晴らしいとしか言いようがありません。また、カボから時々発売される新製品の多くは魅力的な物です。そして、時にちょっと「これはどうかな?」と思うような時でも、「あのカボが作った物だから」と思わせる信頼は他社では得られないものです。そしてどうかな?と最初に感じた事が良い意味で裏切られるのがカボでも有ります。


最近ではタービンの表面のチタンコーティングがそうです。最初の印象ではさすがに滑りやすいのではと心配いたしましたが、これが素晴らしいフィーリングで心配は全く無駄な事でした。又、これは首を長くして待っていたのですが、ライト付きのインプランターは素晴らしい製品です。一つ前のインプランターも素晴らしかったですが、今回のはデザインと言い、使い勝手といいほとんど完璧。国産最高と言うインプランターと比べてみた時が有りましたが、あまりの違いに呆れてしまいました。値段は確かに安くないのですが、値段以前に、他社の物でこのインプランターと比較することが出来るレベルにある物を知りません。人間慣れてしまいますので、素晴らしいと思っても暫く経つと当たり前になってしまいますがたまに他のメーカーのユニットや、インスッルメントを見てみるあまりの違いにビックリします。そしてカボ製品がいかに細かい所まできちんと気を配って作ってあるか改めて思い知らされます。


話は変わりますが、シロクスの東京営業所の所長の宮元さんはとても良い人です。無理難題を言っても、難しそうな顔をしながら、必ず「何とかいたします。」と言って下さる人です。ついつい甘えて色々要望を言いたくなるのですが、あの難しそうな顔を見てしまうと、これ以上困らせてはいけないと思わせるものがあります。我侭な私はインスッルメントは全部新しいツルツルの物に交換してもらいたいし、欲を言えばユニットのシートや、カラーリングを毎年色違いに替えて欲しいのですが、我慢しています。私だけかもしれませんが、皆さんもあまり宮本さんを困らせるのはやめましょう〜。宮元さん〜我侭沢山言ってご免なさいね〜。何時も宮元さんに感謝していますよ〜」
(平成15年)
カボジャパン社長・坂野氏と 平成28年撮影
カボジャパン社長・坂野氏と (平成28年撮影)
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